樹木葬と永代供養

樹木葬と永代供養
しだれ桜の樹木葬と永代供養の「弥勒の塔」

2011年5月14日土曜日

西山浄土宗東京別院の現状1





東京別院計画の現状    2008.7.22 Vol.1


 今年から首都圏並びに都市開教推進委員会(以下、推進委員会と略す)の委員となりましたが、初めて知って驚いたことが多々ありました。取り急ぎご報告いたします。

              文責 宗議会議員 開教推進委員  栗田利竜

■立地 東京都町田市小山ヶ丘1丁目2番1・2

① 東京別院は町田市北西部に位置し、地図で確認できますが都下でも一番の霊園密集地域にあります。隣接する八王子市は、創価学会が東京都新宿区信濃町に次ぐ拠点として最も力を入れている所で、将来トヨタ市のように創価市に成ると言われる場所です。つまり、開教に当たって、創価学会と正面きって対峙しなければならない場所であり、霊園事業や納骨堂事業が東京一難しい地域です。

② 我が宗がコンサルタント契約を結んでいる島田氏は東京別院の位置を開教好適地と指摘しています。その主な理由は、八王子市から稲城市にまたがる多摩ニュータウンの人口です。しかし、ここも創価学会が20年来金城湯池としている場所で、旧仏教のどの教団もあえて手を付けなかったのは、学会と競合する結果を想定してのことでしょう。関東の宗教関係者では知られた事実であるのに、島田氏はなぜか推進委員会においても、また各地の教学講習会でも一言も触れていません。

③ 町田市は道路網の整備が著しく遅れており、朝夕の交通に渋滞が多く、未だに道路整備が急がれている地域です。それ故、規模の大きい集客施設は歓迎されないのです。東京別院は最寄りの駅から4キロ、バスかタクシーが頼りの場所です。

④ 敷地は南面した斜面です(2頁の地図参照)。つまり北側の道路から下へ見下ろす格好になります。その上手、道を越えて北側にも造成地が続いています。つまり周辺では一番低い東向きの斜面であり、寺を構えるに必要な南側からのアクセスがありません。また西側の高台には学校が建ち、校舎から見下ろされる事になりました。そのまた上が養老院です。

⑤ 坪10万円は安いようですが、土地の南半分は木を1本も切れない保存林です。例えば光明寺のような紅葉の名所は創出できません。残りの場所は細長い斜面で、あえていえばスキー場を上から見るような地形です。

プランニング

① 我が宗から島田氏へ「コンサルタント料」の名目で報酬が支払われています。彼が、宗教は勿論、墓地、納骨ビジネスには全くの未経験であったことを自社のホームページに示しています(下記※参照)。2月の議会で教学部長が「コンサルタント」ではなく「事務代行」であると説明しましたが、どういう理由があってか今度は「東京別院檀信徒代表」として『西山』誌に紹介されました。一方で、関東開教の当初から、『西山』誌上でも関東お念仏の会でも、定石亜彦氏が檀信徒代表として紹介されていて、交替された事実はありません。

② 島田氏は業者の納骨堂プランをそのまま列記して議会に提案してきましたが、ことごとく問題点を指摘され否決されました。今は別院の運営内容にも立ち入り、議会でも推進委員会でもまだ論議されていないことを各地の教学講習会で提案しています。そのような提案内容を誰が許可したのか。出席者からは疑問の声が上がっています。

③ この人物に、別院計画の他に納骨堂計画に関しても高額なコンサルタント料を払っていたことが東部教学講習会の一日宗務所で広く知られることになり、二重給料として問題になっています。実際の仕事は「事務代行」でしかない人物に年間1千万円も一般会計から支払うというのは如何にも無謀です。

※島田実氏(中国・韓国・台湾を得意とするコンサルタント)
http://www13.ocn.ne.jp/~kkd/
この人、学会と何のつながりも無ければよいのですが・・・第三文明社、聖教新聞の名が出ています。
http://www13.ocn.ne.jp/~kkd/crejeune/16.html

④ 提出され、推進委員会で検討してきた設計プランも寺院建設に通じた業者を選定しているとは到底思えないものです。


伽藍配置計画


① 山門が北東の隅にあり斜めに入る計画に成っています。料理屋ならともかく寺院のすることでは有りません。その上、方位から見てここは「鬼門」です。寺社は言うに及ばず建築には全くの素人であっても、あえて鬼門を選んで門を造るでしょうか、設計者の“悪意”さえも感じます。

② 寺院への参拝には、車を降り、威儀を正し、正面から徒歩で山門を潜り、参道で心を落ち着かせ、やがて極楽浄土の荘厳な姿が見えてくると言うのが基本です。浄土系には御影堂を中心とした伽藍配置の常識も有ります。

③ 唯一のアクセス手段である車で来た場合、この計画では、東隅から坂を下りながら建物を全部見て一番奥の駐車場に車を止め、そこから庫裡の裏側を通り正反対側の端に120メートルもある坂を、もう一度全伽藍を眺めながら登り詰め受付まで歩きます。さらにそこからまた半分戻ってようやく玄関にたどり着きます。建築上基本的な「動線」という考え方が全て抜け落ちています。

④ 有ろう事か敷地の真ん中が庫裡です。このような伽藍配置の寺が他にあれば教えていただきたいものです。すでに工事が始まっており、11月に完成予定です。今後修正しようにも大きな障害と成ります。本当に取り返しのつかない事をしてしまったものです。

⑤ 本堂の上手が納骨堂です。その上手が修行者宿舎、すなわち学生マンションです。修行僧が一番上手の高台で交通アクセスの一番目につく位置にあります。通りから見たら寺とは思えないでしょう。

⑥ 2.5メートルもの高い塀を提案し、そこへ5本線を書き込んで来ました。これはフェンスのみにとどめましたが、5本線は勅願寺の、3本線は皇室由緒の格式を象徴します。これだけを見ても寺院建築の基礎知識が完全に欠如したコンサルと業者を選んだことが判ります。

■議会が否決した納骨堂計画案

 日下総長が「3年で20億稼いで業者と半分ずつする」という納骨堂計画は議会で否決して白紙に致しました。内容は誇大広告さながらの計画でした。
多少良心的なプランを提出した「はせがわ」は実は当て馬でした。本命のアイエムという会社のプランを以下に見ますと・・

① 2億円の建設費用を光明寺が借り入れ、それを業者に預け、それをまた「融資金」として業者から貸していただくのだそうです。業者はリスクなしで工事費と一基25万円のうち8万円を手にし、光明寺の取り分17万円のうち60%を工事費の返済に充てるのだそうです。

② 東京では全骨を収骨しますから、高さ1尺ほどの大きな箱を預かる訳で、コインロッカーの様な箱がびっしり下駄箱状に並ぶプランです。そうしないと売り上げの見かけ数字が出ません。つまり、足下の土間から頭の上まで売れればと言う計画ですが、実際は中間の3段くらいだけが売れる場所です。足の当たる膝下や手を伸ばさないと届かない所など誰も買いません。

広告に1億円を投じる計画でしたが、その程度の広告でお骨が20億円分集まれば世話はありません。それが可能ならどこの宗派でも既にやっていて、成功の前例があるはずです。また、納骨堂の建設に2億円掛けるそうですから広告費などの経費は売れて後の話になります。

大きな宗派の所と、一等地の実施例を見学したそうですが、もともと納骨指向の門徒さんでさえ実際に完売された所は有りません。築地本願寺(銀座と道路1本隔てただけの好立地)でさえも埋まらず、古くなった建物の建て替え縮小を計画していますが、今はその費用も出ないそうです。教団が大きく檀家の基礎数が多い所でさえそれが実情です。

関東はマンションの住人が多く、せめて死後は大地に還りたいという指向が強い場所です。さらに町田市は、寺院墓地以外に15の霊園、隣の八王子市には何と27の霊園があり、一区画60万円以下の価格で競争しています。墓地に関しては完全に飽和状態です。今までの墓地計画や納骨堂計画が、法律的に造営可能かどうか、自治会の同意が可能かどうかなどに捕らわれ、現地の実情は一顧だにされなかったことが判ります。

■今後の運営と展開

① 我が宗の年間予算が1億7千万円。その予算の約2.65倍、4億5千万円を土地取得と庫裏建築費としてすでに使ってしまいました。今後は、維持するための経費が毎年掛かってきます。固定資産税支払いなどの未解決の問題も残っています。失敗すれば教団の経営を揺るがす事になるでしょう。

② 7月の臨宗でも東京別院関連費7千万円余りの内訳が決算書に報告されて居ないことがようやく追求されましたが、今までは議会にもすべて「議案」でなく、「協議題」として結果報告されただけでした。開教推進委員会や当局は、議会や末刹寺院に対して情報を開示し、多数の意見が反映される形で事業を進め、不安を払拭する義務があります。

 ともあれ、開教は結構な計画で、教線の拡大は僧侶の使命です。手を付けられた方達にはご苦労ながら投げ出すことなく先頭に立ち続けていただき、私たちはしっかり支えて行かねばなりません。すでに投じた金額と今後の経費が余りにも大きいですから、壇末に対して重大な責任があります。今から損切りして投げ出そうにも、都との払い下げ契約から見て困難であり、決行するには巨額の損失を覚悟しなければなりません。
 初代貫主には力量が求められます。何しろ、関東では30数年掛けても檀家は少しも増えて居ません。横浜へ開教寺務所を開設して以来15年、一度も独立採算を達成できていません。それを、「数年以内に2百数十名の檀信徒を最低でも1千名にしなければ、経済的に足を引っ張る」と、開教推進委員会発足以来のメンバーである教学部長が教学講習会でノルマを明確にしてしまったのです。同時に、1億円しか集まっていない関東での寄付金の残り4億円を集めなければなりません。

人事も運営方針も決めないまま、建設ありきで事業が進められて来ましたので、未だに運営計画も貫首をはじめとする開教メンバーも一切白紙のままです。このままでは11月に庫裡が完成しても、それこそ「仏作って魂を入れない」状態になります。今乗り込んで二つのノルマを果して頂く実力のある貫主を選ぶとなると、誰が見ても「○○さんに行ってもらうしかない」でしょう。


■参考資料■

その他記事関連のWEBサイト

http://www.tokyo2-soka.jp/introduction.html
・・戸田第2代会長が、水滸会(当時の青年部の人材グループ)の第1回野外研修で氷川に向かい、途中、八王子を通った際、「将来、ここに平和・文化の一大拠点を築きたい」と語られたのです。
 その師の言葉を胸に刻まれていた池田大作(いけだだいさく)名誉会長は、緑と人材があふれる多摩地域に限りない未来を見出され、常々「三多摩の時代が必ず来る」と語られていました。
http://www.misatosekizai.co.jp/cemetery/soukagakukai.html
創価学会の会員が購入できる東京・神奈川・埼玉の宗教不問霊園

http://www.aiemu.co.jp/
アイエム(お墓、墓地・墓石のご相談は寺院をお薦めするアイエムへ)

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